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キックを外す

ラグビーの試合で、最初のキックを外すと二本目も外してしまう。そんなキッカーを良く見ます。
酷い場合だと、その試合の全てのキックを外してしまうことさえあるのかなと思います。

 

キックを外す

 

その原因となるのは大きく分けて2つあると思います。
一つは目に見えたり、耳から聞こえたりする、パーフォーマンスを行う上でマイナスになる外的障害です。

 

 

これは吹いている風やブーイングなどの歓声といったもののことです。
ラグビーでは様々な天候下で試合をしますし、競技場によっても芝生の状態などもにも違いもあるでしょう。

 

 

こうしたパーフォーマンスに影響を及ぼしかねない要因を、ルーティンに集中することによって防ぐことが出来るわけですね。
逆に、自分自身から生じる内的なものもあります。

 

 

「キックが入らなかったらどうしょう」「この角度は苦手だな」そのように思ったら、キックに集中できませんからね。このような不安や心配など、キックの成功に繋がりにくくなる考えや感覚もルーティンに集中することで取り除くことが出来て、その動作をすることによって、その後に続くプレーをスムーズに行えるようになります。

 

 

これは、体が「今からこの動作に入るのだな」と理解して準備に入るということなのかな。
五郎丸選手の場合なら、あの一連の動作をすることで、自動的に体がキックを蹴る準備を整えるようになるわけです。

 

 

で、自分がトライしたあとで、すぐにコンバーションキックを蹴ることになってもルーティンを正確に行うことだけに集中するので、同時に過去の出来事は忘れ去り心拍数も下げることが出来るようです。

 

 

たとえ、相手選手がゴールを阻止しようとキッカーに向かってきても冷静にキックを決めることが出来るようになれたりします。
実際に、五郎丸選手がキックを2回続けて失敗するケースは殆どありませんね。

 

 

ルーティンでは毎回同じ動作を用いて準備をしますから、それに続くパフォーマンスが上手くいかない場合は、すぐにどこが悪いのか分かり修正が出来るわけです。

 

 

いずれにしても、ルーティンを持っている選手の方がパーフォーマンをを行う際に生じるであろう様々な雑念も取り払え、成功体験が多いので、キックを外すことが多い人は、まずは正しい蹴り方を身につけて、自分なりのルーティンを作り上げましょう。

 

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